採用面接官のための質問技法応用編 〜より深い人物理解のために〜
- 代表 風口 豊伸
- 2024年11月27日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月30日
経営者や管理職の方、こんな悩みを抱えていませんか?
「面接で本当の候補者の姿が見えない」
「形式的な質問では、真の適性を見抜けない」
「優秀な人材を逃してしまうのではないかと不安」
目次
従来の面接手法の限界
応用的な質問技法の解説
人物理解を深める具体的アプローチ
まとめ:効果的な面接のためのチェックリスト
従来の面接手法の限界
面接における現状の課題を数値で見てみましょう:
面接での人物評価に不満足とする企業:62.7%
採用後3年以内の離職率:37.4%
面接時の予測と実際の業務遂行能力のギャップ:45.9%
[出典:株式会社マイナビ「採用実態調査」(2023年)]
応用的な質問技法の解説
2-1.行動事例質問法(BEI)の活用
行動事例質問法は、過去の具体的な行動から将来の可能性を予測する手法です。
効果的な質問例:
「最も困難だった仕事の経験を教えてください」
「チームで意見の対立があった時、どのように対処しましたか?」
「失敗から学んだ最も重要なことは何ですか?」
2-2.状況対応質問の重要性
状況対応質問の導入企業における効果:
候補者の潜在能力把握率:78.6%
採用後の適応能力予測精度:72.3%
ミスマッチ率の低減:45.7%
[出典:日本生産性本部「人材採用実態調査」(2023年)]
人物理解を深める具体的アプローチ
3-1.コンピテンシー評価の視点
評価すべき主要なコンピテンシー:
課題解決能力
コミュニケーション力
学習意欲
柔軟性
チームワーク
3-2.非言語コミュニケーションの観察ポイント
観察すべき非言語的要素:
アイコンタクト
身振り手振り
声のトーン
姿勢
表情の変化
非言語情報の重要性:
言語情報と比較した情報量:60%
印象形成への影響度:55.3%
[出典:日本人事心理学会「採用面接評価研究」(2023年)]
まとめ:効果的な面接のためのチェックリスト
4-1.面接前の準備チェックリスト
□ 職務要件の明確化
□ 質問項目の事前準備
□ 評価基準の設定
4-2.面接中のチェックポイント
□ 開かれた質問の活用
□ 傾聴の姿勢
□ 多角的な観察
□ 偏見の排除
4-3.面接後の評価チェックリスト
□ 複数の評価者による客観的評価
□ 評価基準に基づく採点
□ フィードバック体制の構築
面接は単なる情報収集ではなく、組織と候補者の相互理解のプロセスです。質問技法を磨き、より深い人物理解に努めることが、優秀な人材確保の鍵となります。
次回は「採用後の定着と育成戦略 〜新入社員を戦力化するための具体的アプローチ〜」についてお伝えする予定です。面接で見出した可能性を最大限に引き出す、入社後の育成計画を解説していきます。
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