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「毎月顧問料を払わないと、いざという時に対応してもらえないのでは?」

 前回は、「顧問契約がないと不安」と感じる理由を分析しました。今回からは、具体的な不安について一つひとつ検証していきます。最も多い不安の一つが「緊急時の対応」です。「顧問契約がないと、いざという時に対応してもらえないのでは?」という不安は、本当にリスクなのか、それとも思い込みなのか。実際の事例を基に、検証していきます。

目次

  1. 「緊急時」とは、具体的にどんな場面か

  2. 顧問契約があれば、緊急時に優先してもらえるのか?

  3. 単発手続きでも緊急時に対応してもらえるのか

  4. 実際の対応事例

  5. 緊急時に困らないための準備

  6. 今日のまとめ

  7. 次回予告

1. 「緊急時」とは、具体的にどんな場面か

まず、「緊急時」とは具体的にどんな場面を指すのでしょうか?

経営者が「緊急」と感じる場面を整理してみましょう。


ケース①:急な退職が発生した

 従業員が突然退職することになった。

 退職手続きをすぐにしなければならない。

 特に、離職票が急ぎで必要な場合は、早急な対応が求められます。


ケース②:急な入社が決まった

 急遽、人材が必要になり、すぐに入社することになった。

 入社手続きを早急に行う必要がある。

 特に、保険証がすぐに必要な場合は、迅速な対応が求められます。


ケース③:労務トラブルが発生した

 従業員とのトラブルが発生し、専門家のアドバイスが必要になった。


  • 未払賃金の請求を受けた

  • ハラスメントの訴えがあった

  • 解雇に関する相談が必要

  • 労働基準監督署から連絡があった


こうした場面では、迅速な対応と専門的なアドバイスが必要です。


ケース④:法令違反の指摘を受けた

 労働基準監督署から臨検の連絡があった。

 または、従業員から法令違反の指摘を受けた。

 すぐに対応しなければならない。


ケース⑤:手続きの期限が迫っている

手続きの期限が迫っているのに気づいた。

すぐに対応しなければ、期限に間に合わない。


これらに共通すること

これらのケースに共通しているのは、

 「すぐに対応してほしい」

 「迅速な対応が必要」

ということです。


では、顧問契約があれば、こうした緊急時に優先して対応してもらえるのでしょうか?


2. 顧問契約があれば、緊急時に優先してもらえるのか?

多くの経営者が、「顧問契約を結んでいれば、緊急時に優先して対応してもらえる」と思っています。

しかし、前回シリーズでお伝えした通り、現実は異なります。


前回シリーズの事例より

手続き依頼から1ヶ月以上かかった事例

顧問契約を結び、月額2〜5万円程度の顧問料を払っていた企業で、入社手続きを依頼したにもかかわらず、完了まで1ヶ月以上かかりました。

催促しても「処理中です」と言われるだけ。

従業員から「保険証はまだですか?」と聞かれるたびに、経営者は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


離職票が急ぎで必要なのに放置された事例

退職者がすぐに失業保険の手続きをしたいため、離職票が急ぎで必要でした。

経営者はその旨を明確に顧問社労士に伝えました。

しかし、手続きは放置され、完了したのは依頼から3週間後でした。


労使トラブルで「対応できません」と言われた事例

育児休業をめぐるトラブルが発生し、従業員から「妨害された」と主張されました。

労働基準監督署と労働局にも相談されていました。

顧問社労士に相談したところ、「やったことがないので対応できません」と言われました。

いざという時に、最も頼りたい場面で、対応してもらえませんでした。


なぜこうしたことが起きるのか?

前回シリーズ第14回でお伝えした、社労士業界の構造的問題を思い出してください。


社労士事務所内では、顧客に優先順位がつけられています。

  • 依頼が少ない企業は後回し

  • おとなしい企業は後回し

  • クレームを言わない企業は後回し

顧問契約を結んでいても、優先順位が低い企業は、緊急時でも後回しにされるのです。


つまり

顧問契約を結んでいるからといって、緊急時に優先してもらえるとは限らない。

むしろ、前回シリーズの事例のように、顧問契約を結んでいても対応が遅い、または対応してもらえないケースが多くあります。


3. 単発手続きでも緊急時に対応してもらえるのか

では、単発手続きの場合、緊急時に対応してもらえるのでしょうか?

弊社の場合を例にお伝えします。


弊社の緊急時対応

弊社では、単発手続きのお客様であっても、緊急時には迅速に対応しています。

対応方針:

  • 緊急度を確認し、優先順位を判断

  • 緊急性が高い場合は、即座に着手

  • 進捗状況を随時報告

  • 完了までのスケジュールを明示


なぜ迅速に対応できるのか?

  1. 一人で運営しているため、判断が早い

  2. 抱えている顧客数が適切な範囲

  3. 処理がオーバーフローしていない

  4. お客様一人ひとりに真摯に向き合える

大手の社労士事務所では、一人の社労士が50社、100社以上を抱えているため、処理がオーバーフローしています。

しかし、弊社のように適切な顧客数で運営している事務所では、緊急時でも迅速に対応できるのです。


単発だから後回し?

「単発だから後回しにされるのでは?」

そう心配される方もいるかもしれません。

しかし、考えてみてください。

顧問契約でも後回しにされる企業があるのです。

問題は、顧問契約か単発かではなく、

  • 社労士事務所の処理能力

  • 顧客対応の姿勢

  • 一人当たりの顧客数

これらが適切かどうかです。


弊社の考え方

弊社では、単発手続きのお客様も、顧問契約のお客様(いらっしゃる場合)も、同じように大切にしています。

むしろ、単発手続きだからこそ、一つひとつのご依頼に真摯に向き合います。

なぜなら、

「必要な時だけ社労士サービス」を掲げている以上、必要な時に確実に対応することが、私たちの使命だから

です。


4. 実際の対応事例

具体的な事例を通じて、緊急時の対応についてお伝えします。


事例①:急な退職で離職票が必要

状況: 従業員が急に退職することになり、すぐに離職票が必要とのことでした。

初めてのご依頼でしたが、「急いでいます」と明確にお伝えいただきました。

弊社の対応:

  • 当日中に必要書類を確認

  • 翌日には電子申請を実施

  • 3営業日後には離職票を取得

  • 進捗を随時ご報告

結果: 依頼から1週間以内に、すべての手続きが完了しました。

お客様からは「こんなに早く対応していただけるとは思いませんでした」と感謝の言葉をいただきました。


事例②:労使トラブルへの緊急対応

状況: 従業員とのトラブルが発生し、労働基準監督署からの呼び出しがありました。

初めてのご依頼で、顧問契約はありませんでしたが、緊急性が高い案件でした。

弊社の対応:

  • 即日、詳しい状況をヒアリング

  • すべてのやり取りを時系列で整理

  • 法的観点から精査

  • リーガルチェックを入れた文書を作成

  • 労働基準監督署への対応準備

  • 当日、立会を実施

結果: 労働基準監督署も、経営者の対応に法的な問題はないと判断しました。

トラブルは沈静化し、お客様は安堵されました。


事例③:期限が迫った36協定届

状況: 36協定届の提出期限が1週間後に迫っているのに気づいた、とのご連絡をいただきました。

初めてのご依頼でした。

弊社の対応:

  • 即日、企業の就業規則と労働時間を確認

  • 適切な36協定届を作成

  • 労使協定の締結方法をアドバイス

  • 電子申請で迅速に提出

結果: 期限に余裕を持って提出が完了しました。

お客様からは「間に合わないかと思っていました。本当に助かりました」と喜んでいただきました。


これらの事例に共通すること

これらの事例に共通しているのは、

すべて単発手続きのお客様で、初めてのご依頼だった

ということです。

顧問契約がなくても、緊急時に迅速に対応できます。


5. 緊急時に困らないための準備

とはいえ、緊急時に慌てないためには、いくつかの準備が必要です。


準備①:信頼できる社労士を見つけておく

緊急時になってから社労士を探すのでは、遅い場合があります。

事前に、信頼できる社労士を見つけておくことが重要です。

  • ホームページを確認する

  • 料金が明確か

  • 対応の速さはどうか

  • 評判はどうか


準備②:初回の相談をしておく

いざという時にスムーズに依頼できるよう、事前に一度相談しておくと安心です。

弊社では、無料相談を行っています。

  • 企業の概要を把握

  • どんな手続きが必要になりそうか

  • 緊急時の対応方法

これらを事前に確認しておくことで、いざという時に迅速に動けます。


準備③:必要な書類を整理しておく

緊急時にスムーズに手続きを進めるには、必要な書類が整理されていることが重要です。

  • 就業規則

  • 労働条件通知書

  • 賃金台帳

  • 出勤簿

  • その他の関連資料

これらが整理されていれば、緊急時でも迅速に対応できます。


準備④:手続きの期限を把握しておく

「気づいたら期限が過ぎていた」ということがないよう、年間の手続きスケジュールを把握しておくことが大切です。

  • 算定基礎届:7月

  • 労働保険の年度更新:7月

  • 36協定届:提出期限の確認

弊社では、単発でのご依頼があったお客様に期限前に通知しております。


準備⑤:連絡手段を確保しておく

緊急時にすぐに連絡できるよう、社労士の連絡先を確保しておきます。

  • メールアドレス

  • 電話番号

  • 緊急時の対応時間

弊社では、緊急時には電話でのご連絡も受け付けています。特に一度ご依頼いただいたお客様には、LINE交換をさせて頂いております。


6. 今日のまとめ

今回は、「緊急時の対応」について検証しました。

重要なポイント:

  1. 顧問契約があっても、緊急時に優先してもらえるとは限らない

    • 前回シリーズの事例が証明している

    • 社労士業界の構造的問題

  2. 単発手続きでも、緊急時に迅速に対応できる

    • 適切な顧客数で運営している事務所なら可能

    • 弊社の実際の対応事例

  3. 問題は顧問契約か単発かではなく、社労士事務所の姿勢

    • 処理能力

    • 顧客対応の姿勢

    • 一人当たりの顧客数

  4. 緊急時に困らないための準備が重要

    • 信頼できる社労士を事前に見つけておく

    • 必要な書類を整理しておく

    • 手続きの期限を把握しておく

結論:

「顧問契約がないと、緊急時に対応してもらえない」という不安は、思い込みです。

実際には、単発手続きでも緊急時に迅速に対応できます。

むしろ、顧問契約を結んでいても対応が遅い事務所より、単発手続きでも迅速に対応してくれる事務所の方が、はるかに頼りになります。


7. 次回予告

次回は、第4回「相談したい時、顧問契約がないと相談できないのでは?」をお届けします。

「ちょっとした疑問を相談したい時、顧問契約がないと相談できないのでは?」

「相談のたびに料金がかかるのでは?」

こうした不安について、詳しく解説します。

  • 顧問契約の相談と単発相談の違い

  • 単発での相談の仕組み

  • 相談料の考え方

  • 実際の相談事例

  • 相談が必要な場面とは

「相談したい時に相談できない」という不安が、本当にリスクなのか、思い込みなのか。

次回も、実際の事例を基に検証していきます。


次回もぜひご覧ください。

弊社では、「必要な時だけ社労士サービス」を展開中。

 本当に必要だと思ったときに、単発にてお手続きの代行をさせて頂きます。

 顧問契約を結ぶほどじゃないとお考えの経営者様に寄り添ったサービスと自負しております。


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